OCNプロバイダとは?
「OCN」という名前を一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
OCNは、1996年にサービスを開始したインターネット接続サービスです。
正式名称は**「Open Computer Network(オープン・コンピュータ・ネットワーク)」**。
インターネットがまだ一般家庭に広く普及していなかった時代から、企業や個人のインターネット利用を支えてきました。
現在では、光回線に対応したプロバイダサービスとして、多くのユーザーに利用されています。
では、OCNはどのようにして現在のサービスへと発展してきたのでしょうか。
今回は、OCNプロバイダの歴史を時代ごとにわかりやすく紹介します。
OCNの歴史を年表で簡単に見ると
| 年 | OCNの主な出来事 |
|---|---|
| 1996年 | OCNのインターネット接続サービス開始 |
| 2000年代 | インターネットの普及とともにOCNの利用が拡大 |
| 2010年代 | 光回線・高速インターネットへの対応が進む |
| 2020年代 | IPoEなど新しい通信方式への対応が進む |
| 2023年 | 「OCN インターネット」がドコモ光向けに提供開始 |
| 2023年 | NTTレゾナントの吸収合併に伴い、ドコモにOCN部を新設 |
| 2026年以降 | ぷららやドコモnetなど、OCN インターネットへのサービス統合が進む |
OCNは、約30年にわたってインターネット環境の変化に合わせてサービスを進化させてきたことが分かります。
1996年、OCNが誕生
OCNの歴史は、1996年に始まります。
NTTグループがインターネットの拡大を見据えて、「オープンコンピュータネットワーク(OCN)」の提供を開始しました。
当時の代表的なサービスが「OCNエコノミー」です。
通信速度は128kbps。
現在のインターネットと比べると非常に小さな数字に感じますが、当時は常時接続できるインターネット環境そのものが画期的でした。
しかも、比較的利用しやすい料金で提供されたことから、大企業だけでなく中小企業や個人にも利用が広がっていきました。
つまりOCNは、インターネットがまだ特別なものだった時代から、インターネットの普及を支えてきたプロバイダの一つといえます。
2000年代、インターネットが一般家庭へ
2000年代に入ると、パソコンやインターネットが一般家庭にも急速に普及します。
ダイヤルアップ接続からADSL、そして光回線へ。
インターネットの利用環境が大きく変化していく中で、OCNも通信環境の変化に対応していきました。
「ホームページを見る」
「メールを送る」
という利用だけでなく、動画やオンラインサービスなど、インターネットの用途も次第に広がっていきます。
光回線の時代へ
その後、インターネット回線の主役はADSLから光回線へと移っていきました。
高速で安定した通信が求められるようになり、OCNも光回線に対応したプロバイダとして利用されるようになります。
現在の光回線では、
光回線=通信回線
プロバイダ=インターネットへ接続するサービス
という役割があります。
そのため、NTTのフレッツ光などを利用する場合、プロバイダ選びも重要なポイントになります。
IPoE時代へ――OCNの通信方式も進化
近年のインターネットでは、従来のPPPoE方式だけでなく、IPoE方式が注目されるようになりました。
OCNでもIPoE方式に対応したサービスが提供されています。
現在では、高速通信に対応した光回線をより快適に利用するための選択肢として、IPoEは重要な存在になっています。
特に、
「夜になるとインターネットが遅い」
「動画を見る機会が増えた」
「テレワークやオンライン会議で安定した通信が必要」
といったユーザーにとって、プロバイダの通信方式は以前より重要になっています。
2023年、OCNは大きな転換期へ
OCNの歴史の中でも、2023年は大きな転換点です。
2023年7月1日、NTTドコモは「ドコモ光」向けのプロバイダとして**「OCN インターネット」**の提供を開始しました。
1ギガだけでなく10ギガにも対応し、IPoE方式にも対応しています。
また、同時期にNTTレゾナントの吸収合併に伴い、NTTドコモ内に「OCN部」が新設されました。
この時期から、OCNはドコモのインターネットサービスとの関係をさらに強めていくことになります。
そして2026年、OCNはさらに進化
2026年現在、OCNは単なる「昔からあるプロバイダ」ではありません。
ドコモでは、「ドコモnet」を2026年12月から順次「OCN インターネット」へ統合する予定と発表しています。
公式:https://www.docomo.ne.jp/internet/hikari/provider_list/docomo_net
- 「ぷらら光(コラボ)」:2027年3月31をもって提供終了※1
- 「ぷらら光セット・ぷらら光セット(クロス)」:2028年3月で提供終了※2
※1「ぷらら光」は「ドコモ光」へ統合される予定です。
NTTドコモ公式(ぷらら光について):https://www.docomo.ne.jp/info/notice/page/251126_01.html
※2「ぷらら光セット・ぷらら光セット(クロス)」は「OCN インターネット」へサービス統合される予定です。
NTTドコモ公式(プロバイダのみについて):https://www.docomo.ne.jp/info/notice/page/260331_02.html
これは、OCNが現在のドコモのインターネットサービスにおいて、重要な位置を占めるようになっていることを示す動きといえるでしょう。
OCNは「昔からある」だけではない
OCNの歴史を振り返ると、
1996年
↓
インターネット黎明期にサービス開始
2000年代
↓
ADSL・ブロードバンドの普及
2010年代
↓
光回線の普及・高速化
2020年代
↓
IPoEなど新しい通信方式へ
2023年
↓
「OCN インターネット」開始
2026年以降
↓
ぷららやドコモnetなどとの統合が進む
という大きな流れを見ることができます。
つまりOCNは、インターネットの歴史とともにサービスを変化させてきたプロバイダなのです。
これからプロバイダを選ぶならOCNという選択肢
光回線を利用するうえで、回線だけでなくプロバイダも重要です。
特に現在は、通信速度だけでなく、
- IPoEへの対応
- 1ギガ・10ギガへの対応
- サポート体制
- メールサービス
- 固定IPなどの契約
- 現在利用している回線を活かせるか
など、さまざまなポイントからプロバイダを選ぶ必要があります。
長年にわたってインターネット接続サービスを提供してきたOCNだからこそ、これまでの実績と現在の通信環境の両方を考えてプロバイダを選びたい方に、OCNは検討しやすい選択肢といえるでしょう。
まとめ|約30年の歴史を持つOCN
OCNは1996年にサービスを開始して以来、約30年にわたってインターネット環境の変化に対応してきました。
128kbpsの常時接続サービスから始まり、ブロードバンド、光回線、そして現在のIPoEや10ギガ通信へ。
そして現在は、ドコモのインターネットサービスの中でも重要なプロバイダとして位置づけられています。
「昔からあるからOCN」ではなく、長い歴史の中で時代に合わせて進化してきたからこそ、現在も選ばれている。
それが実績と安心のOCNプロバイダの大きな特徴です。
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