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「テレワーク中に飛び込んできた難問!?」フレッツ回線×OCN固定IPのよくある法人Q&A ~在宅担当者のひとりごと編~

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今日は在宅勤務の日。自宅のデスクでコーヒー片手に、お客様からのお問い合わせメールを一通ずつ確認していたら……
「フレッツ回線、1契約で2回線ってできるんですか?」という質問が飛び込んできました。
(ん?それって……どういうこと?)
一瞬頭の中が「?」でいっぱいに。でも、そういうときほど学びのチャンス。
ということで今回は、私が実際に対応してモヤっとした“フレッツ×固定IP”のお問い合わせについて、法人のお客様からよくあるご質問をQ&A形式でまとめてみました

【Q&A:在宅対応あるある6選】

❓Q1:フレッツ回線は1契約で2回線引けるの?

✅A:基本的には「1契約=1回線」です。

「同じ契約名義で2本使いたい」というケースはありますが、それは別々に2回線契約を取る必要があります。
(……と電話でお伝えしたら、「あ、やっぱりそうなんですね」と素直に納得してもらえました。ホッ。)

❓Q2:同じ住所に2本引けるの?

✅A:可能です。ただしビル・マンションなどでは要注意。

物理的な制限や空きポートの状況によって追加工事が発生することがあります。
「住所が同じ=すぐ引ける」と思われがちですが、実際はNTTの現地調査で確認が必要になるケースも多いです。

❓Q3:固定IPを2つ使いたいときは?

✅A:用途に応じて“IPを追加”か“回線を分ける”か選びます。

私は「OCNの固定IP8」というサービスをご案内しました。
1契約で最大8個の固定IPが使えるので、サーバー公開やVPNで複数IPが必要な場合に便利です。

(※実際、固定IPが2つだけほしい方でもプラン上、IP1以上の場合は下記の表のようにIP8、IP16のプランになります。)

IPforVPNライト
(動的)
固定IP備考
「フレッツ」 PPPoE
(フレッツ別契約型)
フレッツ光ネクストのみ対応
動的IP1,880円
(2,068円)
フレッツ光クロス非対応
固定IP19,800円
(10,780円)
フレッツ光クロス非対応
固定IP818,800円
(20,680円)
フレッツ光クロス非対応
固定IP1634,700円
(38,170円)
フレッツ光クロス非対応
IP標準プランワイドプランワイドプラン +アプリコントロールA
OCN光「フレッツ」 PPPoE
(フレッツ別契約型)
フレッツ光ネクスト /クロス両方対応
動的IP4,000円
(4,400円)
7,000円
(7,700円)
12,800円
(14,080円)
固定IP111,000円(12,100円)14,000円(15,400円)19,800円
(21,780円)
固定IP820,000円(22,000円)23,000円(25,300円)28,800円
(31,680円)
固定IP1636,000円(39,600円)39,000円(42,900円)44,800円
(49,280円)

❓Q4:VPNで複数拠点をつなげたい!

✅A:可能です。構成次第で柔軟に設計できます。

この日は「OCN for VPN」についてもご相談がありました。
「1回線で本社⇔支店をつなげたい」というケース。
ご希望の通信イメージや利用環境をヒアリングしたうえで、必要な構成やオプションをスムーズにご案内できるよう心がけています。

❓Q5:お客様のご希望内容をまとめる際に、どんな情報があると助かる?

✅A:以下のような項目があると、ご希望の構成や用途がより明確になり、社内でもスムーズに共有・確認できます。

整理しておくとよいこと内容の例
拠点情報ご住所、支店名、接続したい拠点の数など
利用目的VPN利用?監視カメラ?外部公開サーバー?など
端末数と通信量おおまかでOK!目安があると、構成の方向性が見えやすくなります

❓Q6:IPv4とIPv6、どっちで契約すればいいの?

✅A:法人利用ではIPv4が無難です。但し、PPPoE接続(IPv4)の固定IPプランではキャンペーン割引は対象外。割引キャンペーンが適応するのはIPoEプランです。

一部のお客様から「IPv6の方が速いって聞いたけど?」とご質問もありました。
たしかにWeb閲覧や動画視聴には向いていますが、固定IPやVPN機器はまだまだIPv4前提が多いです。

比較項目IPv4IPv6
歴史古くからの標準最近主流になりつつある
固定IP対応◎ OCN固定IPなど△ 対応が限られる
ルータ指定なし指定あり
通信品質△ 混雑しやすい◎ 混雑に強い

❓Q7:IPv4とIPv6、PPPoEとIPoEってどう違うの?

✅A:それぞれインターネットの「通信方式」と「接続方式」の違いです。ざっくり下のように押さえると整理しやすいです!

分類用語意味・役割
通信方式IPv4/IPv6IPアドレスの形式(IPv4=従来の形式、IPv6=新しい形式でアドレスが多い)
接続方式PPPoE/IPoEインターネットへの接続方法(PPPoE=混みやすい、IPoE=高速で安定)

🗒 ポイント:

  • PPPoE(IPv4接続):回線混雑の影響を受けやすく、夜間に遅くなることも。
  • IPoE(IPv6接続):混雑しにくく、快適な通信が可能。
  • ただし、固定IPを使うにはPPPoEが必要なケースが多いので、構成によって使い分けることになります。

❓Q8:IPoEでIPv4通信はできるの?

✅A:できます! ただし、通常のIPv4とは仕組みが異なります。
これは**「IPv4 over IPv6(IPv4o6)」**という技術を使うことで、IPv6ネットワーク上でIPv4の通信が可能になる仕組みです。

🗒 ポイント:

  • IPoE方式では本来、IPv6通信が基本。
  • 固定IP料金を気にされるお客様はIPoE方式のOCNプランだとキャンペーンの該当でお得になります。
  • でも「IPv4 over IPv6(v6プラスなど)」を利用すれば、IPv4しか対応していないサービス(例えば一部の業務システムやカメラ)も問題なく使えます。
  • ただし、「固定IPを使いたい」となると、現状ではPPPoE接続が主流です。

テレワークで対応していると、こういった“微妙な判断ポイント”をお客様と一緒に考える時間も増えます。
最初は私も正直よく分かっていませんでした。でも、こうやってひとつずつ学んでいけば、ちゃんと成長できるんだなと感じます。

【おわりに】

今日の対応を通して改めて思いました。
「分からない」は恥ずかしくない。むしろ、次の対応がもっと良くなるチャンス。

在宅勤務の中でも、お客様の不安や疑問を少しでも解消できたときの喜びは変わりません。
この記事が、どこかのテレワーカーさんや担当者さんのヒントになればうれしいです!

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ECH.

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