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OCN公式も推奨する「固定IPでのセキュリティ対策」
テレワークの普及により、社外から社内システムへアクセスする機会が増え、「不正アクセス」のリスク対策は企業にとって急務となっています。
OCNの公式サイトでも、法人向け固定IPの活用について以下のように述べられています。
OCN公式HPより引用: 「法人向け固定IPを利用することで、企業はセキュリティ対策を強化することができます。例えば、ファイアウォールやVPNサーバーなどのセキュリティ機能を設定する際に、固定IPアドレスを指定することで、不正アクセスや攻撃からの保護を強化することができます。」
しかし、専門用語が多くて少しイメージしにくいですよね。 今回は、**「なぜIPを固定するだけで守りが固くなるのか?」**その仕組みを世界一わかりやすく解説します。
「固定IP」は、ネット上の最強の通行証
結論から言うと、固定IPによるセキュリティとは、**「鍵(パスワード)をかけるだけでなく、入れる人(住所)を限定する」**仕組みのことです。
通常、IDとパスワードさえあれば、世界中のどこからでもログインを試みることができます。しかし、これだけではパスワードが盗まれた際に防ぎようがありません。
ここで「固定IP」が門番(通行証)の役割を果たします。
- IPアドレス制限のイメージ システム側で「許可された特定のIPアドレス(会社の住所など)からしかログイン画面に入らせない」という設定をします。
- メリット たとえIDとパスワードが盗まれても、犯人が「許可されていない場所」からアクセスしている限り、入り口でシャットアウトできるのです。
ファイアウォールやVPNでの具体的な活用例
OCNの紹介文にある「ファイアウォール」や「VPN」への設定について、もう少し具体的に見ていきましょう。
① ファイアウォール(防火壁)の強化
会社のネットワークの入り口にあるファイアウォールに、「この固定IPからの通信だけを通す」というルールを追加します。これにより、出所不明な怪しいアクセスを物理的に遮断でき、サイバー攻撃のリスクを大幅に低減できます。
② VPNサーバーとの組み合わせ
VPN(仮想専用線)を利用して社内へ接続する際、接続元のIPを固定しておくことで、なりすましによる不正接続を防止。インターネット上に自社専用の「安全な地下通路」を作るような安心感が得られます。
「動的IP」では防げないリスク
一般的なインターネット契約(動的IP)は、接続のたびに住所(IPアドレス)が変わってしまいます。
住所がコロコロ変わると、ファイアウォールに「この人を許可する」というルールを覚えさせることができません。結果として、制限をかけられず、IDとパスワードだけに頼る「脆弱な運用」になってしまいがちです。
ビジネスにおいて**「境界防御(入り口を守る)」**を確実にするなら、固定IPは必須のピースといえます。
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