はじめに:たった数日でも料金はかかるの?
「OCNって最低利用期間がないから、数日だけ使って解約すれば安くすむんじゃない?」
先日、こんなご相談をいただきました。
たしかにOCNのプロバイダサービスには“最低利用期間”が設けられていないプランもあります。
ですが――実はここにちょっとした落とし穴があるのです。
「最低利用期間なし」=「日割り」ではない
OCN for フレッツなどのプロバイダ契約には、基本的に違約金や年契約の縛りはありません。
ただし、利用料金は「月額制」=1か月単位で請求されます。
つまり、たとえ2〜3日しか使わなかったとしても、その月はまるごと1か月分の料金が発生するのです。
実例:7月3日開通 → 7月5日解約 の場合
このようなご利用でも、7月分の料金が満額請求されます。
「短期利用だから安くなる」と思っていた方には、ちょっと意外なポイントかもしれません。
「最低利用期間なし」と「お得に使える」は別の話
最低利用期間がないことは、契約しやすく解約しやすいというメリットです。
ですが、「1日だけ使うなら100円で済む」といった日割り計算はされない点は注意が必要です。
短期間だけのご利用予定がある場合は、あらかじめ 「どこから課金が発生するか」「解約の申請はいつまでか」 を確認しておくと安心です。
法人・選挙事務所・短期プロジェクトでも注意!
最近では、選挙事務所や短期イベント、期間限定のテレワーク拠点などで、OCNのプロバイダサービスをご利用いただくケースも増えています。
そういったケースでも、**「使った日数ではなく、使った“月”が1単位で課金」**される点は変わりません。
「7月1日から31日まで使う」でも、「7月25日から28日まで使う」でも、同じく「7月分1か月分」が発生します。
目次
🔄 応用編:多数回線・短期利用なら「OCN for VPNライト」という選択肢も
今回ご紹介したOCNプロバイダは、1〜2回線など小規模な短期利用に適したプランです。
ですが、次のようなケースでは、別のプランの方がメリットが大きくなることがあります:
- 短期的に5回線以上を利用したい
- 拠点を複数設置する(例:選挙事務所、臨時拠点)
- 安全な閉域接続が必要
そのような場合には、「OCN for VPNライト(動的IP)」のご利用をおすすめしています。
🔹OCN for VPNライトのメリット
項目 | 内容 |
---|---|
最低利用期間 | 1か月(短期利用OK) |
回線接続数 | 最大8拠点程度まで接続可(VPN設定不要) |
IPアドレス | 動的IP(PPPoE) |
通信品質 | NTTの閉域網を利用した安定通信 |
用途例 | 複数拠点間通信/一時的な臨時拠点開設など |
「多数の拠点や回線を一時的に使いたい」というニーズがある場合には、
VPNライトのご提案も含めてご案内することで、コストと利便性の両方でご満足いただけるケースが多くあります。
💬 よくあるQ&A
Q. 1週間だけ使いたいんですが、1週間分の料金で済みますか?
A. 申し訳ありませんが、1か月単位の請求となります。日割りにはなりません。
Q. 解約日が月初でも、まるまる1か月分取られますか?
A. はい、解約日が属する月の料金も1か月分が発生します。ご注意ください。
Q. 複数回線を短期間だけ使いたい場合、お得な方法は?
A. OCN for VPNライトの導入をご検討ください。1契約で複数拠点接続が可能で、短期利用にも適しています。
📝まとめ
- OCNには「最低利用期間なし」のプロバイダプランがありますが、月額課金制なので日割りにはなりません。
- 数日間の利用でもその月は1か月分の料金が発生します。
- 複数回線をまとめて短期間使う場合は、「OCN for VPNライト」がコスパ面で有利な場合もあります。
・複数店舗の通信、放置していませんか?OCN for VPNライトで店舗と本部をつなぐ – プロバイダ Q&A (with ChatGPT)
・選挙期間中、インターネット回線が必要な理由Q&A~OCNなら短期利用もOK~ – プロバイダ Q&A (with ChatGPT)
ECH.