「光コラボレーション(光コラボ)」とは、日本の光回線インターネットサービスに関する制度で、正式には「光コラボレーションモデル」と呼ばれます。これは、NTT東日本・西日本が提供する光回線(フレッツ光)を、他の事業者(プロバイダーや携帯キャリアなど)が自社ブランドで再販できる仕組みです。
目次
🔧 仕組み
- NTTのフレッツ光回線を使う
- それを他の事業者が自社ブランドで再販
- ユーザーは再販事業者と契約するため、プロバイダー料金と回線使用料が一本化されている
✅ メリット
- 回線とプロバイダーが一本化されていて管理がラク
- スマホとのセット割がある(例:ドコモ光+ドコモスマホで「ドコモ光セット割」)
- キャンペーンが多く、乗り換え特典やキャッシュバックが受けやすい
⚠️ コラボ光の注意点
1. フレッツ光から転用・事業者変更の場合、工事不要でも手続きが必要
- 転用(フレッツ→コラボ)や事業者変更(コラボ→他のコラボ)の場合でも、「転用承諾番号」や「事業者変更承諾番号」の取得が必要。
- 事業者によっては、プロバイダや光電話番号もセット契約のため事前に確認が必要。
- 無断で手続きされる「転用トラブル」も報告されているため、契約内容の確認が必須。
2. 解約時の違約金・工事費残債に注意
- 最低利用期間内に解約すると、違約金や工事費の残債が請求されることがある。
- 例:3年契約で2年目に解約すると違約金+工事費残額が発生。
3. キャッシュバックや特典に条件あり
- キャッシュバックには「数ヶ月利用」「オプション加入」「特定の申請方法」などの条件がある場合が多い。
- 条件を満たさないと、特典が受け取れないことも。
4. サポートの質に差がある
- 回線品質は同じ(フレッツ光)でも、プロバイダごとのカスタマーサポートの対応に差がある。
- 口コミや評判を事前に調べておくと安心。
5. IPv6(IPoE)対応か要確認
- 高速通信を希望する場合、IPv6(IPoE方式)に対応しているか確認するのが重要。
- 特に混雑時間帯に遅くなる可能性があるPPPoE接続のみだとストレスに。
6. 引っ越し時の取り扱いが複雑な場合あり
- 同じ事業者でもエリア外になると契約のし直しになることも。
- その際に再工事費や新規契約扱いの費用が発生する場合あり。
7. 解約時の「元のフレッツ」への戻しができないこともある
- コラボ光に転用した後、フレッツ光には基本的に戻せない場合もある為コラボ事業者に確認が必要です。
- 電話番号の引き継ぎは、NTTの回線で同じ電話番号が利用できる場合に限り可能なので、事前に確認が必要です。
✅ まとめ:選ぶ前にチェックすべきこと
- ✅ 利用エリア対応
- ✅ 料金と速度(IPv6対応か)
- ✅ サポート体制
- ✅ 解約・引越しの条件
- ✅ 特典の受け取り条件
TSU.